COLNAGO V2-R組み立てレポート3/3

2020.02.22
メンテナンス関連

こんにちは!メカニックの渡辺です。

COLNAGO組み立てレポート前回の続編です。今回で最終回です!(長編になってしまい申し訳ございません)

 

ブレーキワイヤーに専用のケーブルグリスを塗布します。粘性の高いグリスでは抵抗は増えますが、ワイヤー専用グリスは低粘土でとてもサラサラしており、滑らかな操作フィーリングが得られます。

ブレーキ本体のワイヤー固定ボルト部のワイヤーには塗布しないように注意します。

 

シフトインナーワイヤーにも塗り残しのないように塗布します。薄くコーティングするように塗り伸ばしていきます。

 

 

リアディレーラーに接続されるアウターワイヤーの長さは、ディレーラーを取り付けるハンガーのボルト中心からアウターワイヤー受け中心までの長さで決まります。

 

 

リアディレーラーに接続される、アウターワイヤーOT-RS900は、金属キャップ側を切ってしまうと、性能が落ちてしまいますので気をつけて作業します。

 

 

無理のない自然なアールを描いた状態になりました。もちろん内部インナーワイヤーにはグリスを塗布しています。シフト調整を入念に行い駆動系が完了いたしました。

 

 

次は、フロントフォークのコラムカットに移ります。

まずはフレームからフォークを取り外します。

フィッターの杉浦がお客様とご相談の上、決定していたコラムの長さにカットします。

 

 

グリスが付着しているコラムを、パーツクリーナーで脱脂します。グリスが残っているとカーボンの切り屑がくっつき、きなこ棒のような状態になってしまうのです。脱脂には攻撃性の極めて低いワコーズのBC-9を使用します。

 

 

ソーガイドをセットしてノコギリでカットしていきます。通常 金ノコギリは押す側で切れるように歯をセットしますが、カーボンコラムを破損させないよう今回は歯を敢えて逆向き(引いて切れる方向)にセットしています。

 

 

カットした末端の面取りをダイヤモンドファイル(やすり)で仕上げます。

 

 

ささくれやバリもなく、とても滑らかに仕上がりました。

 

 

フォークを元通りに組み付け、バーテープを巻き、全体の最終チェックを行いついに完成しました!!

 

 

マットブラックのフレーム×デュラエースコンポーネント=絶対速そうな、いや、絶対速いバイクの出来上がりです!

 

 

バーテープは適度なグリップと手汗を逃がしてくれる評判のいいボントレガーのベルベタック!

 

 

軽量、エアロ性能、剛性の高いブレーキ。

 

 

チェーン落ち防止のデバイス(赤い部品)を追加でお取り付けさせていただきました。

 

 

デュラエースは、作業内の操作だけでアルテグラとの性能の違いを十分に感じることができ、シマノの凄さを再確認できました。速さを求める方にはもちろん、より良い道具を使って最高の操作感でライドを楽しみたい方に是非お使い頂きたいコンポーネントです。

私、渡辺はすべてのバイクにこのような精密な組み立てを行い、バイクやパーツの性能を200%発揮できるよう仕上げさせていただいています。TREK以外のバイクのコンポ―ネント載せ替えや、メンテナンスなどもしっかりと行いますのでお気軽にご依頼ください。