マドンライフを堪能している松岡です!
前回の記事から 5,000kmほど走りましたのでマドンの乗車感をお伝えしたいと思います。
現在は販売終了してしまったリムブレーキ版のインプレッションになりますので
参考にしても同じものは残念ながら購入いただけません。
(だからといってページを閉じないでくださいね♡)
実はMadone SLR Discを試乗したのですが、結局何故リムブレーキ版を購入したのか
という理由も正直に綴ろうと思います。
ブレーキ部分が「ダースベ〇ダー」に似てる点もGood !! 実は購入理由の7割
ブレーキをかけるたびにダースベイダーの呼吸音が聞こえてくるのもリアル(?)
ライダーへの労りを考えられた究極のレースマシン
快適性 ≒ 路面追従性
Trekが昔から貫いてきた姿勢の一つに「ライダーへの快適性」というのがあります
マドンには「IsoSpeed」という振動吸収機能がありますが、コレがずば抜けて機能してくれます!
体への衝撃を和らげることは勿論、乗り手が振動によって跳ねないので
荒れた路面でもスピードを維持しやすい上、荒れた下りも安心感が全然違います。
上の写真のような減速帯があっても、トラクションが抜けないのでスピードが落ちにくい!
isoSpeedの調整位置ですが、
「スライダー位置を柔らかいほうにするとフレームの剛性が落ちる」
などと言われているので色々実験してみました!
いきなり結論ですが、綺麗な舗装路で全力スプリントなどをしても実際の速度は変わらなかったです。
(後輪駆動のパワーを検知するパワーメーターでも誤差の範囲でした)
つまるところ一番柔らかい部分が最適解で良いのではないのでしょうか?
ところがTrekの選手を見るとIsoSpeedのスライダー位置が人によってまちまち。
…え?色々試したくせに何だったの? と思った方は鋭い!(マドンの加速のように)
これは好みの剛性云々ではなく、バイクに対する違和感ではないかと思います。
というのも以前、某元プロ選手が「最近のバイクは剛性がある割に快適性も高くて気持ち悪い」
と仰っていたからです。
運動性能
加速性は素晴らしいです。25km/h以下の瞬発性はEmondaと比べると劣りますが
松岡の妄想ロードレース的展開では必要十分に備わっていると感じます。
実はDiscを試乗して不満だったのが、この「加速性」でした。
45km/h以上の加速はリムもDiscも変わらないと思うのですが、例えば登りでの強烈なペースアップに関しては正直マドンDiscは一歩劣る感じがしたのです。
(特に自分はクライマーなので)
ところがEmondaに関してはリムよりディスクブレーキのほうが好みです!
実際に乗ってみないと分からないものですね (´ー`)
巡航性に関しては神。
純粋なクライマーのくせしてロードレーサーに憧れてるので
マドンの巡航性は一度味わうと他のバイクに乗れなくなりそうです(/ω\)
どんな速度域でもパワーさえ与えれば伸び続けられる感覚は他では中々味わえないです!!
いつもタイムアタックしているルートをDomane SLRと比べると
4kmの平坦区間では平均1.3km/hアップ
2kmの平均9%の登りでは平均0.8km/hアップ
同じホイール,タイヤでバイク総重量も80g未満しか違わないので
マドンのエアロと運動性能のおかげですね(^^)b
ただし一つ難点があります。
平坦だとのんびり走っていても惰性が効くので違和感はないのですが、
斜度がキツイ坂をわざとのんびり登っていると途端にギクシャクした感じになります。
まるで喧嘩した翌朝、顔を合わせるときのような…
バイクと人の挙動が合わない、固定ローラーにのっているときに近いサムシングです。
専用ハンドルと、アイオロスxxx4ホイール
良くも悪くもマドンSLRの専用ハンドルは硬いです、スプリントの力をしっかり逃がさない造りになっています。
なので手の快適性を求める方はノーマルステムとハンドルを好みの物にするのをお勧めします(^^;)
それと前作のMadone 9よりもポジションの調整域が増え、サイズのバリエーションも豊富なので
専用ハンドルの使い勝手がよくなったのもポイントです!
マドンとの相性がすこぶる良いのがボントレガーのXXX 4ホイール(^^)
(読み方はトリプルエックスです、検閲で引っかかったわけではありません)
柔らかくなく、かといって硬すぎずなホイールでマドンとの相性は◎
ブレーキ面もレーザーで加工されており、濡れてもブレーキが効きます!!
特におススメなのが、ボントレガーのカーボンホイールは
買ってから2年以内に事故などで壊してしまっても、無償で交換できます!!
(なんて手厚い保証でしょうか!まるで外幅27mm内幅21mmのXXXシリーズのエアロリムみたいに!)
今後の時代はエアロと路面追従性
最近はチューブレスタイヤが “キワモノ”ではなく認知されてきたりなど、
路面からの衝撃による駆動損失の対策や
エアロロードに限らず、オールラウンドモデルやエンデュランスモデルにまで
エアロ性能を追求する流れが当たり前になってきています。
まさにMadone SLRはその両方を追求したレースバイクだと感じます。
快適性が高くオールラウンダーという点ではレーサーに限らず扱えるので、
Discブレーキモデルも十分選択肢に入れてもよいと思います!
DHバーも付けられるのでトライアスリートにも扱いやすいバイクです!
…つまり言いたいのは登りのみ攻める人でなければ、全員オススメ!!