TREK PRECISION FITレポート

2016.07.01
フィッティングレポート

 

今回のお客様は、モーションキャプチャーコースによりハイスピードカメラで動作分析を行いクリート位置の修正とサドルハイトの変更、ハンドル幅、ステム長の変更を行いました。

これら大幅な変更によって、肩のつまり感とペダリング改善に貢献することが出来ました。

 

 

フィッティングマシーンに乗っていただいて、前方からレーザーを照射しペダリング時の膝の上下動を観察することにより、適切なクリート位置の調整を行います。

また、ペダルに対する出力もPC画面でモニターしながら、左右でパワーバランスが取れているかもチェックします。

 

 

 

分析作業終了後は、フィッティングによって導き出されたデータに基づいて、パーツ交換などを行いました。

まずは、お客様の肩幅に合わせ2cm幅の狭いハンドルバーに変更します。

今回チョイスしていただいたハンドルは、Bontragerの『XXX Aero』(トリプルエックスエアロ)。

従来のハンドルバーに比べて、空気抵抗の軽減により1時間あたり23秒のタイムアップが期待できるという優れものです。

 

 

 

ステムは20mm長いカーボンステムに交換します。

こちらもBontragerの『XXX Stem』(トリプルエックス ステム)です。CnD形状断面はねじれ剛性に優れ、縦方向の突き上げをいなしてくれる快適性と軽量化に寄与してくれるステムです。

 

 

プレシジョンフィットで使用する精密なゲージを使い、ハンドル高を計測します。

 

 

エアロハンドルは、エアロ効果を高めるためハンドル内部にワイヤーを通す仕様になっています。このブルーのワイヤリングツールを使用し作業を進めます。

 

 

 

インナーワイヤーには、専用グリスを薄く塗りこんでおきます。こうすることで、レバータッチは軽くなり、水の浸入などによる腐食防止も期待出来ます。

 

 

シフトワイヤーは『オプティスリック』という特殊加工が施された高性能ワイヤーを使用します。ワイヤー内部での摩擦が少なく軽快なシフト操作が可能となります。

 

 

ワイヤリングが完成したら、変速機とフレームを繋ぐディレーラーハンガーに歪みがないかチェックを行い、シフト調整の仕上げを行います。

 

 

PRECISION FITによる分析に基づいてオーナー様にぴったりのバイクが完成いたしました。

乗りやすいポジション変更とハンドルステムも共にカーボンパーツに変更しましたので、微振動が軽減され、より快適なものに仕上がったと思います。

これからは、より一層快適に!ロングライドをお楽しみいただければと思います。

 

 

 

今回のお客様は、モーションキャプチャーコースにより、ハイスピードカメラで動作分析を行い、クリート位置の修正とサドルハイトの変更、ハンドル幅、ステム長の変更を行いました。

これら大幅な変更によって、肩のつまり感とペダリングの改善に貢献出来たのではないかと思います。