私たちバイクエッグが一般自転車の販売店からスポーツバイク専門店へ方針転換を決意したのは2014年、今から10年以上前のことです。
お客様の購買スタイルの変化と少子化の波の影響で、業界全体における販売台数の減少が顕著になりつつある時でした。
市場と購買動向が著しく変化した
お買い物自転車の定番であるママチャリもホームセンターが参入。当時一万円台の中国製自転車の輸入台数が増え、急激な売上ダウンに苦しみ、存続の危機をひしひしと感じておりました。地域に必ず一軒はあった電気屋さんが次々と業態を変えていったのもこの頃からでした。
知多市で自転車組合に加盟するお店は、40年前は20数店ありましたが、今では4店を残すのみとなりました。(2024年現在)
かつての子供たちは、学校が終われば友達と自転車で遊びに出かけたものでしたが、今は公園ルールの厳格化もあり、外遊び環境の変化で自転車に乗る機会も減ったように感じます。
また、消費者の購買スタイルの変化も要因の一つだと感じています。週末に車で郊外型大型店舗に出かけて食材などのまとめ買い、そして自転車すら大型店でついでに購入することが増えたようにも感じています。
昔は自転車が生活の足でしたが、今は「ちょっとだけ乗れればいい。」そんな時代となったようにも思います。「自転車は命を運ぶもの」そんな私たちの思い入れも薄らいでしまいそうな時代の流れを感じてしまいます。
これから超少子高齢化社会がやって来る
様々な社会問題が懸念される超少子高齢化時代。厚生労働省がまとめた推計によると、日本の2030年の労働力人口(15歳以上の就業者と求職者)は現在の6657万人から1070万人も減るそうです。
労働者に占める高齢者65歳以上の割合も12.4%に到達し世界一。平均寿命と健康寿命の格差は令和元年時点で男性で約9年、女性で約12年と言われています。
平均寿命と健康寿命の差は日常生活に制限のある「不健康な期間」を意味し、この「不健康な期間」が増すということはさらに格差を広げ、国全体では医療費の増大と年金制度の破綻リスクがますます蓄積していくことが予想されます。
「健康寿命」をキーワードにお店の理念を模索
こうした背景を鑑みて、私たちバイクエッグはどうしたらお客様に貢献できるかを模索し、新たな理念をまとめました。
「バイクエッグは、スポーツバイクにまつわる様々な活動を通じて、喜びや自己実現、健全なライフスタイルを創造し、活力ある日本社会の発展に貢献します。」
理念をまとめる際、指針となったキーワードは「健康寿命」でした。ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイクといったスポーツバイクで健康寿命を手に入れてもらおう。私たちがスポーツバイクの魅力を伝え、お客様の健康習慣に貢献し、さらには余暇の充実、そして同じ趣味を通じた仲間作りのきっかけをご提供していこう。それこそが私たちの使命であると考えました。
現在は販売だけでなく、楽しみ方を伝えるためビギナーズライドを開催したり、パンク修理講習会、自転車のメンテナンス講習会、またスポーツバイクと共に旅に出かけるための輪行術の開催などさまざまなコンテンツのご提供を実践しています。
お客様とのふれあい、またお客様同士の交流を深める中で、スポーツバイクと出会いで人生がより深いものとなるお手伝いをさせていただけるよう、今後も展開していきたいと考えています。
修理は一般車・スポーツバイク問わずお受けします
バイクエッグは、前身の「杉浦自転車モータース商会」の創業から60年余り営業してきた自転車店の老舗です。長年に渡るお店のご利用、そしてご購入いただいた自転車を大切にお乗りいただいているお客様が多くいらっしゃいます。
そのような方々とのつながりも大切にしながら今後も営業を続けてまいります。一般車・スポーツバイク問わず自転車の修理ならバイクエッグにお任せください。
親しみやすいスタッフも魅力です
自転車が大好きなスタッフたちが、経験と知識を生かし精一杯の接客をいたします。
これからもスポーツバイク専門店のバイクエッグをよろしくお願いいたします。