こんにちはメカニックの渡辺です。
今回のレポートは、スペシャライズド ルーベの組立のレポートです。
箱から出し梱包材をはがした状態です。7割は形になっている状態です。

今回コーティングのご依頼を頂きましたので、フレーム単体にばらしました。

コーティングの前に下準備です。リアブレーキの取り付け部分のはカーボン成形されていますが、若干丸みを帯びた形状です。
このままではキャリパーを固定する際に傾いてしまい100%のブレーキ性能が発揮できません。
問題のあるバイクはこの作業を行います。

専用の切削機で取り付け面をフラットな状態に削るフェイシングと呼ばれる作業を行います。
切削機をしっかりと固定して、傾きのないようにセットします。
カーボンフレーム用のダイヤモンドカッターに水をつけて削ります。


両側とも切削が終わりました。面が出てブレーキキャリパーが最高の状態で取り付けられます。

続いては、コーティングを行います。塗装状態は非常に良いため、超微粒子のコンパウンドにて輸送中に梱包材などでついた
細かなヘアスクラッチを消す程度にとどめます。この工程によりコーティング剤の塗装面への定着もよくなります。

脱脂したフレームに、クレストヨンドのガラスの鎧を塗布していきます。

フレーム裏側や、細かな部分も塗り残しがないよう注意しながら塗布しています。

塗布したコーティング剤をしっかりと乾燥させたら、次の作業クラックセーブプロテクターの貼り付けを行います。
不意のチェーン落ちからカーボンフレームを守ってくれる、心強いプロテクターです。
フレームに熱を伝えないよう耐熱のテープで養生しています。

カーボンプレート200℃で2分ほど熱してからフレームの湾曲にフィットするように成形します。

シリコンシートで挟んだカーボンプレートをフレームに押し当てます。
高温になっていますので、耐熱グローブをはめて扱います。

1分程で硬化し始めます。
縁まで綺麗に湾曲させることが出来ました。

貼り付けるとこんな感じになります。フロントのギアで隠れるサイズですので見た目も気になりません。

ここからは組立に入ります。フレーム内部の異音防止のためブレーキホース、シフトアウターケーシングにフォームスリーブを通しています。

一度抜いたワイヤーケーシングとホースを再び内装していきます。

今回のコンポーネントはメインがティアグラですが、フロントディレーラーは105のR7000がアッセンブルされています。
ワイヤーとアウター末端部にはグリスを塗布しています。

水が溜まりやすいヘッドベアリングは防錆性能の高いグリスを塗布

ヘッドにはストローク2cmのフューチャーショック3.1が搭載されています。
このフューチャーショックは私のバイクにも装着されています。
指定箇所にファイバーグリップを塗布します。

専用の工具で、ヘッドのコンプレッションリングを調整し固定します。
固定してから揺すったり乗車して、初期なじみを取るようにしています。

フューチャーショックの中に入っている、スプリングをお客様に合わせてソフトの物に交換しました。

ブレーキのブリーディングです。残留エアが無いようしっかりとおこないました。

レバー側の、じょうごから気泡が出なくなるまで入念に作業します。

エアの混入が確認されなくなったら、オイルを溢れさせながらキャップを取り付けます。

ワイヤーの初期なじみを取り、トルクレンチで固定します。

フロント、リアともにシフト調整を行い、いよいよ完成です。

コーティングの効果もありピカピカに仕上がりました!乗り心地の良いバイクをお探しでしたので、ぴったりのバイクをご紹介でき大変嬉しく思っています。
ニューバイクでサイクリングライフを楽しんでくださいね!ありがとうございました!

最後までご覧いただきありがとうございました。
バイクエッグでは、1台1台気持ちをこめて組み上げを行っています。
ぜひあなたのバイクも組立させてください!ご来店お待ちしております!
