【バイクエッグの組立事例】SPECIALIZED ROUBAIX(ルーベ)の組立工程をご紹介

2025.11.15
メンテナンス関連

こんにちはメカニックの渡辺です。

今回のレポートは、SPECIALIZED ROUBAIX(スペシャライズド ルーベ)の組立をご紹介。

 

下の写真は、届いた箱から出し梱包材をはがした状態です。

いつも通り、大体7割は形になっている状態です。

 

 

 

フレームのブレーキ取り付け台座をフェイシング

今回は、ガラスコーティングのご依頼を頂きましたので、早速フレーム単体にばらしました。

 

 

コーティングの前に下準備です。

リアブレーキの取り付け部分のはカーボン成形されていますが、若干丸みを帯びた形状です。

このままではキャリパーを固定する際に傾いてしまい100%のブレーキ性能が発揮できません。

こういったケースではこの作業を行います。

 

 

専用の切削機で取り付け面をフラットな状態に削る「フェイシング」と呼ばれる作業です。

 

切削機をしっかりと固定して、傾きのないようにセットします。

カーボンフレーム用のダイヤモンドカッターに水をつけて削ります。

 

 

 

両側とも切削が終わりました。

これで、面が出てブレーキキャリパーが最高の状態で取り付けられます。

 

 

 

フレームを【ガラスの鎧】でコーティング

続いては、ガラスコーティングを行います。

塗装状態は非常に良いため、超微粒子のコンパウンドにて輸送中に梱包材などでついた細かなヘアスクラッチを消す程度にとどめます。

この工程によりコーティング剤の塗装面への定着もよくなります。

 

 

脱脂したフレームに、4℃REST(クレストヨンド)の【ガラスの鎧】を塗布していきます。

 

 

フレーム裏側や、細かな部分も塗り残しがないよう注意しながら塗布しています。

 

 

この後、約12時間かけてしっかりと乾燥させます。

 

 

フレームを守るクラックセーブプロテクターの貼り付け

乾燥後は、クラックセーブプロテクターの貼り付けを行います。

不意のチェーン落ちからカーボンフレームを守ってくれる、心強いプロテクターです。

以前、別のブログ記事でも作業の様子をご紹介しています。ぜひお読みください。

チェーン脱落による傷を防ぐ!「CDJ CRACK SAVE フレームプロテクター」のプロ施工事例

 

下の画像では、フレームに熱を伝えないよう耐熱テープで養生しています。

 

 

カーボンプレート200℃で2分ほど熱してからフレームの湾曲にフィットするように成形します。

 

 

シリコンシートで挟んだカーボンプレートをフレームに押し当てます。

高温になっていますので、耐熱グローブをはめて扱います。

 

 

1分程で硬化し始めます。

下の画像の様に、問題なく縁まで綺麗に湾曲させることが出来ました。

 

 

そして、貼り付けた状態です。

フロントのギアで隠れるサイズですので見た目も気になりません。

 

 

 

ROUBAIXの組み立て開始!

ここからは組立に入ります。

フレーム内部の異音防止のためブレーキホース、シフトアウターケーシングにフォームスリーブを通しています。

 

 

一度抜いたワイヤーケーシングとホースを再び内装していきます。

 

 

今回のコンポーネントは、メインがティアグラですが、フロントディレーラーは105のR7000がアッセンブルされています。 

ワイヤーとアウター末端部にはグリスを塗布しています。

 

 

水が溜まりやすいヘッドベアリングは、防錆性能の高いグリスを塗布します。

 

 

ヘッドには、ストローク2cmのサスペンション「フューチャーショック3.1」が搭載されています。

余談ですが、このフューチャーショックは私のバイクにも装着されています。おすすめのサスペンションです。

 

そして、指定箇所にファイバーグリップを塗布します。

 

 

専用の工具で、ヘッドのコンプレッションリングを調整し固定します。

固定してから揺すったり乗車して、初期なじみを取ります。

 

 

フューチャーショックの中に入っている、スプリングをお客様に合わせてソフトな物に交換しました。

 

 

次は、組み立ての肝となるブレーキのブリーディングです。

残留エアが無いようしっかりとおこないました。

 

 

レバー側の、じょうごから気泡が出なくなるまで入念に作業します。

 

 

エアの混入が確認されなくなったら、オイルを溢れさせながらキャップを取り付けます。

 

 

ワイヤーの初期なじみを取り、トルクレンチで固定します。

 

 

フロント、リアともにシフト調整を行い、いよいよ完成です。

 

 

 

ピカピカのROUBAIXが完成!

ガラスコーティングの効果もありピカピカに仕上がりました!

乗り心地の良いバイクをお探しでしたので、ぴったりのバイクをご紹介でき大変嬉しく思っています。

 

ニューバイクでサイクリングライフを楽しんでくださいね!ありがとうございました!

 

 

最後までレポートをご覧いただきありがとうございました。

バイクエッグでは、1台1台気持ちをこめて組み上げを行っています。

 

ぜひあなたのバイクも組立させてください!ご来店お待ちしております!

 

専属スタッフが経験と知識を生かし精一杯メンテナンスいたします!

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