こんにちは、メカニックの渡辺です。
TREK「Project One」フルオーダーシステムでご注文いただいた、DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS(ドマーネ エスエルアール スラム レッド イータップ アクセス)の組立レポートをお届けいたします。
フレームもパーツも最高グレードで、ワクワクがとまりません!
DOMANE SLR SRAM RED eTAP AXS組み立てレポート
第1回 ガラスコーティング、ホイール調整、ベアリングやボルトのグリスアップ、SRAM RED eTap AXSの取り付け作業 ←今回はここ
第2回 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成
TREK「Project One」とは?

「Project One」は、人気モデルを自分用にフルカスタマイズすることができる、TREKのフルオーダーシステムです。
フレームカラーやロゴのデザイン、高性能なパーツを自分好みに選んで、世界に一台だけのロードバイクに仕上げることができます。
組み立て前にガラスコーティングを施工

今回はガラスコーティング(リンク)のオーダーもいただいているため、まずは工場で7割程組み付けられたパーツを取り外し、コーティング作業を進めます。

お選びいただいたプレミアムコーティングは、【ガラスの鎧】と【カガミの甲冑】のダブルコーティングを行います。
ガラスコートの上にフッ素皮膜を形成し撥水撥油性能が抜群で、洗車がとても楽に行えます。
フレームの塗装の状態により磨きをかけるのですが、今回は状態が良く超微粒子コンパウンドで手磨きをいたしました。
ガラスコーティング作業の3つのポイント
① 脱脂など下地処理をしっかり行う。
② コーティング剤は手早く塗布する。
③ しっかりと乾燥させる。
よって、2回目のコーティング施工後は24時間以上しっかりと乾燥させ定着させます。

しっかりと乾燥させた後に、仕上げのコーティング【ガラスの盾】で磨き上げ、つるつるの塗装面に仕上げます。
【ガラスの盾】は店頭にて販売もしており、ガラスコーティングをしていないバイクの普段のお手入れや、【ガラスの鎧】を施工したバイクのメンテナンス用としてお使いいただけます。
コーティング作業中に、オーナー様がご来店くださいましたのでコーティング作業を実際にご覧いただきました。

乾燥を待っている間にホイール調整
ホイールは、Aeolus XXX (アイオロス トリプルエックス)です。
まずは、スポークのテンションとセンターの状態をチェックし、振れを取りながらセンターに寄せて行きます。
センターとは、ハブ(車輪軸)のど真ん中にリムがあるかどうかということで、センターがずれていると自転車に取り付けた時に車体の中心からズレてしまい僅かながら直進安定性が悪くなってしまいます。

流石はAeolus XXXです。
殆どフレもなく、センターが0.2mm程ずれているだけでしたので、すぐに納得の行く状態に仕上げられました。

ベアリングやボルトのグリスアップ
ガラスコーティングの施工が完了し、いよいよ組み立て作業に入っていきます!
ベアリングやボルトにグリスを塗布し腐食を予防し組み立てます。
錆びにくい処理はされていますが、私はできることはすべて行うようにしています。

下の写真がフロントの【ISO SPEED】です。
路面からの振動を軽減してくれるTREK独自のパーツです。
フォークのしなりをベアリングでスムーズに作動させることにより、従来に比べハンドル周りの振動吸収性が10%高まっています。

BBのベアリングも耐久性のあるグリスをしっかりと塗布します。

下の写真はチェーン外れを防いでくれるパーツです。
これがあるおかげでTREKオーナーはチェーン外れを恐れずに、おもいっきり走ることができるのです。
敬意を払いながら組み付けます。

SRAM GXP規格クランクシャフトにもグリスを塗布します。

ディレーラーハンガー(変速機とフレームをつなぐ部品)のアライメントを確認します。ここに歪みがあると変速の調整が定まりません。
DOMANE SLRは最高峰のフレームですので歪みもなくとても良い状態でした。

SRAM RED eTap AXSの取り付け作業
いよいよSRAM RED E-TAP AXSの取り付けです。
下の画像はフロントディレーラーの裏側です。
指先にある横長のウェッジを取り付けてディレーラーの取り付け剛性を高めます。

フロントディレーラーには取り付けの高さや角度を正しく行えるように印がつけてあり、作業はスムーズに進められました。
渡辺のSRAMに対する好感度はUPしました。

続いて、無線接続するディレーラーとレバーをペアリングします。
リアディレーラーのボタンを長押ししグリーンのランプがゆっくり点滅したら、ブレーキレバー側のボタンを長押ししグリーンのランプが速い点滅をしたらペアリング完了です。
ペアリング作業はオーナー様でも簡単に行えそうです。


次回は、フィッティングデータに基づいたサイジングとコラムカットを行います。
DOMANE SLRの全貌が明らかにります。
【第2回 サイジングとコラムカット、組み立て、そして完成はこちら】
