こんにちは!メカニックの渡辺です。DOMANE SLR SRAM RED e-Tap AXS組み立てレポート、
前回の続編です。
ここでフィッティングのスペシャリスト杉浦店長によるサイジングを依頼します。事前にお受けいただいたフィッティングデータを元にハンドル,サドルの高さや前後位置を決めてもらいます。
ハンドルの高さが定まったので、もう一度フレームからフォークを取り外しコラムカットを行います。力任せに切り進めるとカーボンコラムを傷めることがあるため、3分の2ほど切り進んだら角度を変えて切りすすめます。このひと手間でササクレにならずに切ることが出来ます。
綺麗に切りあがったのですが、さらにダイヤモンドファイルでやすりがけを行います。
素手で触っても怪我をしないように滑らかに仕上げられました。
シートマストキャップの内側にはカーボンアッセンブルコンパウンドを塗布し、トルクレンチで締め付けます。部品に表示されているトルク値は6Nm〜8Nm ですが、カーボンアッセンブルコンパウンドを塗布した場合は摩擦抵抗が増えるため5Nm〜6Nmで大丈夫です。これによりフレームに優しい組み上げができるのです。
組み立ての最終段階となりますが、振動吸収性に優れたBontragerゲルコルクタイプのバーテープを巻き、今一度、シフト、ブレーキの調整を行います。
最後にお選びいただきましたオプションパーツのボトルケージ【XXX(トリプルエックス)ボトルケージ】をお取り付け。こちらのボトルケージはフルカーボンで重量はなんと約19g!フレームと同じOCLV製法で成形され耐久性もある最高峰の超軽量ボトルケージです。
ついに完成しました!!ニューカラーのフレームにニューコンポ!どちらも最高峰グレードです。ダークラベルのホイールも最高にカッコ良いですね!!オーナー様の喜ばれる姿を拝見できる日が待ち遠しいです。
以下 画像集となります。ご興味ある方は白いご飯を用意してお召し上がりください。(笑)