こんにちは。メカニックの渡辺です。
今回は、静岡県からご来店いただいたお客様のCOLNAGO(コルナゴ)V2-RにDURA-ACE(デュラエース)R9100のコンポーネントを組み込んでいきます。
COLNAGO V2-R 組み立てレポート
第1話 バイクポジションの計測~BBの取り付け作業など ←今回はここ
第2話 リア・フロントディレーラーの取り付け~ブレーキ周り作業
第3話 ワイヤー関連・コラムカット作業~完成まで
まずはバイクポジションの計測から
店長兼バイクフィッターの杉浦にポジショニングを依頼します。
現在お乗りのバイクのポジションに合わせハンドルとサドルの高さ、前後位置を決めてもらいます。
応援団ばりの姿勢で目線を合わせています!体幹が鍛えられているのかブレずに静止しています!!
高校時代はラグビー、陸上競技で名を馳せ、大学は体育学部、少林寺拳法とスポーツ道をまっしぐらなフィッター杉浦店長。作業中の真剣な眼差しです。
ご存知の方も多いかと思いますが、杉浦店長はとっても楽しいお笑い系のキャラなんです。
口コミで県外からもフィッティングを受けに来てくださるお客様がたくさんいらっしゃるのは、杉浦店長の精密なフィッティングの成果はもちろん、明るいキャラクターに惹きつけられているんではないかと思います。
BB(ボトムブラケット)の取り付けから作業スタート
店長の画像を4枚も載せてしまいましたが、ここからは私渡辺の作業担当となります。
こちらの最高グレードのDURA-ACEは、クランクセット(下の画像の大きなギア)1つだけで製品価格が6万円以上もします。
まずバイクの中心部となるBBから取り付けます。
BBはDURA-ACEでも価格は¥4,000ほどとお手頃です。下位グレードのULTEGRA(アルテグラ)との価格差がさほど無いので、BBだけDURA-ACEを使われている方も多いんですよ。
装着には、カーボンフレーム対応のシマノプレミアムグリスを塗布し、軋みなどの異音を予防します。
BB86規格専用のツールで傾きなどに気をつけながら圧入していきます。
無駄な力をかけすぎてフレームを破損しないよう、BBのつばがブラケットフェイスに隙間なく当たるまで慎重に圧入します。(圧入作業でトルクレンチは使用しません)
この作業をご自分で行いフレームをダメにしてしまった、というお客様も以前いらっしゃいました。
クランクシャフトにグリスを塗ってクランクを装着します。
個人的にこの筋肉質のようなラインとテカりがボディービルダーのようで凄くカッコ良いと思っています!
左クランクにはパイオニア パワーメーターを装着。
新型のSGY-PM930HLはセンサーが薄型になり、TREK のロードバイクにもスペーサー無しで装着が可能になりました。
ディレーラーハンガーの歪みチェック
続いてディレーラーハンガーの歪みをアライメントゲージでチェックします。
ホイールリム部の全周囲に渡りチェックを行います。
今回はバイクは、ホイール面に対してディレーラーハンガーの歪みが無くとても良い状態でしたので、確認だけの作業となりました。
今回はここまでです。次回はディレーラーやブレーキを組み込んでいきます!お楽しみに!