こんにちはメカニックの渡辺です。
寒い日が続きますと、オーバーホールやメンテナンスでのご入庫をいただくことが多くなるのですが、そのタイミングでパーツをアップグレードされるお客様がいらっしゃいます。パーツ交換工賃がメンテナンス代金内でできてしまうので、とってもお得にパーツ交換ができるからなんです!
これからオーバーホールに出そうかな?とお考えの方に、おすすめなのがセラミックBBの導入です。
非常に低い回転抵抗と、耐久性もアップします、平地はもちろん上り坂での体重をかけたペダリングでも、ぬるぬると回る感覚をぜひご体感ください。
今回使用するセラミックBBはSugino社製で価格は18,000円+taxです!
お取り付けするバイクはSPECIALIZED ROUBAIX(スペシャライズド ルーベ)です。
シマノ105メインのコンポーネントですが、クランクのみプラクシスワークス社製が装着されています。
まずは純正装着のプラクシスワークスのクランクセットとM30規格のBBを専用工具で取り外します。
スムーズに取り外しができたため、スレッドのタップ掛けはしないほうがよさそうです。
BBスレッド部分の汚れと周辺のフレームについた砂や汚れを取り除きます。
ワコーズの『マルチフォーミングクリーナー』とマイクロファイバーウエスを使いフレームを傷つけないように優しく拭きます。スレッド部はワコーズ『BC-9』とエアガンでブローして完璧にクリーニングしました。元の状態より、より良くをモットーに作業を進めていきます。
スレッド部にかじりつき防止のペーストをまんべんなく塗り込み、SuginoのTL-PWS BBレンチセットで締め付けます。Sugino社製のレンチは肉厚があり、締め付けた際にBBに工具跡がつかないため大切なお客様のバイクには、このレンチセットを使っています。
クランクを締め付け、入念にシフト調整を行います。
クランクとフロントディレーラーはアルテグラR7000シリーズに交換しています。変速性能とクランク長が165mmがベストであったため交換いたしました。(クランク長は事前にバイクフィッテイングを受けられ、170mmと165mmのクランクをお試しいただき決定しています。)
最後に、クランク長が5ミリ短くなった分を考慮して、サドル位置の微調整を行い完成です。
バイクの顔となる部分が、アルテグラに代わり回転性能とシフト性能がアップ。お客様の体にベストマッチしたクランク長になり、きっとご満足いただけると思います!
出庫の際のお客様の笑顔が楽しみです。
BikeEggでは、他店購入バイクも喜んでオーバーホールやメンテナンスをさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね!