バイクのポテンシャルを発揮させるメカニック渡辺の新車組み立て。 車体編

2021.08.28
メンテナンス関連

 

メカニック渡辺の新車組み立て。車体編です。[ホイール編はこちら]

 

それでは車体の組み立てに入っていきます。

まずハンドルのスムーズな回転をつかさどる、ヘッドベアリングのグリスアップです。

 

 

こちらも、箱から出しただけの状態ではグリスがほとんど塗られておりません。

 

 

ロアベアリングも同様です。

 

 

雨の走行が重なれば早期に腐食してしまう可能性もありますので、外側にはみ出ない適正な量のグリスを塗布します。

 

 

オープンタイプのカートリッジベアリングのためボールベアリングに届くよう充填する形で塗布します。

 

 

アルミコラムと、下玉押しにも薄くグリスを塗布します。

グリスでコートされた状態にしていますので水の侵入があったとしてもアルミ素地の腐食は防げるでしょう。

 

 

汗により腐食を防ぐためにコラムアンカーとトップキャップボルトにもグリスを塗布します。

 

 

トルクレンチでハンドルをとステムを組み戻します。

 

 

アウターワイヤーを最適な長さにカットします。

ハンドルが反転しても、負担がかからない程度に長さを決めます。安全マージンをとりつつすっきりとしたハンドル周りに仕上げます。

 

 

シフトのワイヤーをカットする前の画像です。↓

 

 

シフトワイヤーのカット後です。黄色い矢印のシフトワイヤーがスッキリしたアールを描いているのが分かりますか?

 

 

箱出しの状態がかなり長かったためシフトアウターワイヤーは7.5cmもカットしました。

 

 

カットしたワイヤー末端は、グラインダーで面を出し(内部ライナーがとけないように)仕上げます。

力が逃げなくなり、シフトフィーリングが向上します。

 

 

インナーワイヤーには専用グリスを塗布しています。

 

 

リアシフト調整に入る前に、ディレーラーハンガーのアライメントチェックを行います。

 

 

若干の歪みがあったため、修正を施しました。

 

 

シフトの調整中です。

 

 

51Tのローギアの適正値で、Bテンションアジャストボルトと調整しています。

 

 

シフト調整の後は、ブレーキホースのカットです。

 

 

リアブレーキホースは6.5cmカットします。

 

 

カットしたら新品のコネクティングインサートを圧入します。

 

 

オリーブをホースにはめ、プレミアムグリスを少量塗布しレバーに接続します。

 

 

ホース接続のトルクは弱すぎるとオイル漏れを起こし、強すぎるとレバーのスレッド部を壊してしまうため

フレアナットタイプのソケットをトルクレンチに装着し、5-7Nmで締め付けます。

 

 

今回、6.62Nmで締め付けております。

 

 

上からカットした、フロントブレーキホース2cm、リアブレーキホース6.5cm、シフトアウター7.5cmです。

 

 

最終仕上げ、ブレーキのブリーディングです。

 

 

 

完成です!出来上がりました。

 

 

このように、BikeEggでは1台1台丁寧に組み立てを行なっております。

メーカー直営店や大型店では、安価なクロスバイクにまでは、ここまで手をかけて組み立てをしているお店は少ないと聞きます。

 

バイクの価格以上の付加価値のついた、スポーツバイクを是非BikeEggの渡辺にご依頼ください。お待ちしております。