今回は、フルオーダーでご注文いただいたDOMANE SLR P1 DISC」の
組み立てレポートをお届けします!
世界にたった一台のバイク『プロジェクトワン』オーナー様の夢が詰まった箱が届きました!
アメリカ ウィンスコンシン州ウォータールーにあるトレック本社で、ペイントと組み付け作業が行われ、いち早くお届けするため空輸で送られてきます。
私達も何度経験してもワクワクドキドキする開封作業を、今回はオーナー様自らの手で行っていただきました。
しっかり梱包されているフレームを慎重に取り出します。
お気に入りのカラーにペイントされたフレームはオーナー様の夢の形!最高のスマイルをいただきました。
専用ポリッシャーで仕上げた後、フレームにガラスコーティングを施します。
フレーム内に収まるベアリングをグリースアップし組み付けに取り掛かります!
耐久性を上げるためTREK から指定されたグリスを塗布します。
このパーツが、フロントの振動を抑制するハンドル回転部分の Iso speed です!
組み立て時には、汗などが付着しても 錆びにくい処理がされていますが、念には念をいれグリースでコーティングします。
ベアリングもグリースで保護します。
ペダル回転部分の軸となるBBやクランクシャフトにもグリースを塗布します。
水の進入を防ぎ耐久性がアップします!
組み付けには、精度の高いトルクレンチを使用し、指定トルクで作業を行います。
(写真はイメージです。実際の締め付けは両手を使いパーツと工具を安定させていますのでご安心を)
前後ホイールはタイヤを外し専用振れ取り台で縦フレ、横フレ、センター出しの作業を行います。
ホイール『アイオロス プロ5disc 』は工場での組み立て精度も良く、センターはしっかりと出ていましたので、0.5mm程の縦フレ、横フレを取り、仕上げを行いました。
フィッティングデータを元にハンドル位置を決めたら、ワイヤリングを行います。
アウターワイヤーを適切な長さにカットし、インナーワイヤーには専用の低粘度グリースを塗布し軽快なシフトフィーリングになるよう仕上げます。
ディスクブレーキのホースを専用工具でカット、コネクターインサートを圧入します。
ホースを慎重に接続しブリーディングを行います。(ホースカットの際に入り込むエアーをホース内から出す作業)
この作業はとっても重要で、エアーが入ったままではブレーキがしっかりと効かず、大変危険なのです。
バイクやレバーの角度を変えながら、しっかりと時間をかけてエアーを排出します。
組み立てもいよいよ終盤です。
シフトワイヤーの初期伸びをできる限り取り、シフトの微調整を行い仕上げ調整を行います。
ついに完成しました!こちらが TREK DOMANE SLR DISC です!
レッドに白ロゴの、Trek-Segafredoカラー文句なしにカッコイイですね!!
余談ですが、今回の組み立て作業はメカニックハイを味わわせていただきました。
こんな素晴らしいバイクを組み立てる機会をくださったオーナー様、その他の作業をフォローしてくれた店長と照ちゃん松岡くん、ありがとうございます!!と言う気持ちと、完成した喜びで心がいっぱいになりました!
まるでDomane SLR Disc で ツール 第9ステージを勝ち取ったジョンデゲンコルブのように拳を突き上げ『ウォーーー!!』みたいな!!!
これからも一台一台、心を込めて皆様にお届けしていきますので、
よろしくお願い致します。