2021 S-WORKS 新型TARMAC SL7の組み立てレポート(3/3)

2021.04.12
メンテナンス関連

こんにちは!メカニックの渡辺です。

新型 S-WORKS TARMAC SL7の組み立てレポートの第3話、最終回です。

 

 

S-WORKS 新型TARMAC SL7 組み立てレポート

第1話 組立前の準備(パーツチェック~ハンドルとサドルのポジション調整)
第2話 組立開始!(コラムカット~ディレーラーハンガーのアライメントチェック)
第3話 組立完成!!(フロント・リアディレーラーの取り付け~完成まで) ←今回はここ

 

 

フロント・リアディレーラーの取り付け

TARMACのヘッド部分のワイヤリングは、下の写真のようになっています。

機械式のワイヤーシフトですと太いケーブルが2本増えゴチャゴチャしてしまいますが、Di2はすっきりしていていいですね!

 

 

エアロ形状のコラムスペーサーが装着されるとワイヤーは徐々に見えなくなっていきます。

 

 

ワイヤーはステム裏側を沿うようにルーティングされます。ボルトでしっかりと固定されるためズレもありませんし、スマートですね!

 

 

フロントディレーラーには、ファイバーグリップを使いずれ動くのを防ぎます。より強く固定ができます。

 

 

リアディレーラー、BBなどには、パークツールのかじり付き防止のペーストを塗布します!

 

 

ブレーキブリーディングが完了したら、ブリードニップル内の残ったオイルをコヨリ状にしたペーパーウエスで吸い取りクリーニングします。

この工程を行うことにより、清潔に保てると同時に、オイル漏れなどの小さな変化を発見できるのです。

(ただシマノ製であればオイル漏れなどは、ほとんど起こりませんのでご安心ください。)

 

 

ブレーキキャリパーにパッドをセットし、ホイールを装着、ブレーキキャリパーの位置の微調整を行います。

 

 

 

 

Di2システムのアップデートとシフトの最終調整

パソコンに接続し、Di2システムのファームウェアを最新の状態にアップデートを行ったのち、シフトの最終調整を行います。

 

 

組み立ても残すところわずか、シフトの最終調整に入りました。

Di2のモーター音とデュラエース特有のスプロケットのシフトサウンドが、ゴール間際の観客の歓声のように聞こえてくるようです。

 

 

 

 

ついに完成です!!

どうですか!美しさのなかに力強さが感じられ、とにかく凄くカッコイイバイクです!

 

 

このような素晴らしいバイクの組み立てをご依頼いただいたオーナー様、本当にありがとうございました。また感想をお聞かせくださいね!

 

今回もご覧いただきありがとうございました!是非あなたのバイクのご入庫をお待ちいたしております。

 

↓画像集です!よかったらご覧ください。

 

 

今回のブログはここまでです。ご覧いただきありがとうございました(^-^)